保護されたシステム
目次
シャットダウンの設定
設定
システムの設定
すぐにサーバをシャットダウン
バージョン情報
シャットダウンの設定

この画面を表示するにはPowerChute Business Editionメニューの[保護されたシステム]を選択するか、または[保護されたシステム]メニューから[シャットダウンの設定]を選択して下さい。 この画面にはシャットダウンに関するパラメータ設定の概要や、シャットダウンシーケンスの手順が表示されています。 この画面から[設定]を選択して、シャットダウンパラメータを設定することができます。

この画面もしくは[設定]選択後のサブ画面には、次の項目が表示されます:

  • シャットダウンシーケンスにかかる時間: シャットダウンシーケンスを完了するまでに必要な時間(分)です。この値は、ユーザ設定可能です。
  • コマンドファイルを実行する: シャットダウンシーケンス時にユーザが設定したコマンドファイルを実行するかどうかを示します。
     
  • コマンドファイル名: シャットダウンシーケンス時に実行するコマンドファイル名です。
  • コマンドファイル実行時間: コマンドファイルの実行が完了するまでの見積もり時間です。実行可能時間はUPSランタイム残量により変動するので、ご使用環境に適切な値を設定してください。
  • OSシャットダウン待機時間: 設定されたコマンドファイルの実行OSがシャットダウンするまでに必要な最大時間です。 この時間が経過した後、UPSは保護しているシステムへの電源供給を中止します。
  • OSシャットダウンタイプ: OSのシャットダウン方法を選択できます。
  • OSの再起動を有効にする: 入力電源が復旧した際にシステムの電源をオンにするかどうかを示します。
  • UPS再起動待機(容量): UPSはバッテリがこの容量に達した後再起動します。
  • 再起動待機(容量)及び(時間)の両方の設定値が満たされた場合にUPSが起動します。
  • UPS再起動待機(時間): UPS再起動待機(容量)に達してから、システムへの電源供給を再開するまでの時間(秒)を指定します。
  • 再起動待機(容量)及び(時間)の両方の設定値が満たされた場合にUPSが起動します。
  • E-Mail通知を有効にする: シャットダウン時のE-Mail受信を有効にしているかどうかを示します。
  • ユーザ通知を有効にする: シャットダウン時のユーザ通知が有効になっているかどうか、また、通知するユーザ、および通知間隔(通知を繰り返す場合)を表しています。
  • ログに記録する: シャットダウンをログに記録するかどうかを示します。
シャットダウンシーケンスの詳細は、画面の下部に表示されています。
設定

[保護されたシステム]の[シャットダウンの設定]画面から[設定]を選択して、次のシャットダウンパラメータを設定することができます。

UPSのランタイム残量しきい値を設定するには、UPSバッテリ状態しきい値を使用します。 このしきい値により、PowerChute Business EditionがOSのシャットダウンをいつ開始するか設定することができます。 設定可能範囲は2〜59分です。 たとえば、ランタイム残量しきい値を10分に設定した場合、UPSがバッテリ動作に切り替わった後、ランタイム残量が10分になった時点でOSのシャットダウンが開始されます。

OSのシャットダウン]から、OSシャットダウン待機時間を設定することができます。 これは、設定されたコマンドファイルの実行OSがシャットダウンするまでに必要な最大時間です。 この時間が経過した後、UPSは保護しているシステムへの電源供給を中止します。 20〜600秒の待機時間を選択できます。また、OSシャットダウンタイプではOSのシャットダウンの方法を選択することができます。

UPS電源復旧時の設定]から、次の項目を設定することができます。

  • OSの再起動を有効にする: 入力電源が復旧したときに、システムを再起動する場合に選択します。
  • UPS再起動待機(容量): UPSはバッテリがこの容量に達した後再起動します。 0〜90%を指定することができます。
  • UPS再起動待機(時間): UPS再起動待機(容量)に達してから、システムへの電源を供給を再開するまでの時間を指定します。

シャットダウンイベントのE-Mail送信を有効または無効にすることができます。 E-Mail送信を有効にした場合、シャットダウンを開始する前に、設定されたユーザにE-Mail送信が行われます。

ユーザ通知]から、次の項目を設定することができます。

  • 次のいずれかの通知オプションを選択して下さい。
    • 接続しているすべてのユーザに通知: ドメイン(Windows)またはシステム(Linux)に接続しているすべてのユーザに送信します。
    • 設定されている受信者に通知: ユーザマネージャで通知が有効にされているユーザにだけ通知します。
  • 繰り返し通知する: シャットダウン通知を定期的に送信する場合に選択します。
  • 通知間隔: 通知を繰り返す間隔を指定します。 0〜59分59秒の値を設定することができます。0分0秒を指定すると、通知を繰り返すことはありません。

コマンドファイルの設定]から、次の項目を設定することができます。

  • コマンドファイルを実行する: OSシャットダウンを行う前にコマンドファイルを実行する場合に選択します。
  • コマンドファイル名の選択: 実行するコマンドファイルを選択します。 コマンドファイルをプルダウンメニューに追加するには、該当するファイルを次のディレクトリに保存して下さい。
    -- Windowsの場合: /program files/APC/PowerChuteBusinessEdition/agent/cmdfiles
    -- LinuxおよびSolarisの場合: \opt\APC\PowerChuteBusinessEdition\Agent\cmdfiles
    コマンドファイルは、インストールされたPowerChute Business Edition製品の/cmdfilesディレクトリを検索する必要があります。 たとえば、Windowsのデフォルトでは、コマンドファイルを/program files/APC/PowerChuteBusinessEdition/agent/cmdfilesに保存します。
  • コマンドファイル実行所要時間: 上で選択したコマンドファイルの実行に要するおよその時間を指定します。 1〜59分59秒を指定することができます。実行可能時間はUPSランタイム残量により変動するので、ご使用環境に適切な値を設定してください。

シャットダウンイベントのログへの記録を有効または無効にすることができます。 ログへの記録を有効にした場合、システムシャットダウンはイベントとしてイベントログに記録されます。

変更内容を有効にするには、画面の下部にある[適用]をクリックして下さい。

システムの設定

[システムの設定]画面から、次の項目を設定することができます。

  • 通信タイプ
  • デバイスの通信ポート
  • E-Mailの設定
  • 連絡先情報

通信タイプ
使用するシグナリングタイプを選択して下さい。

デバイスの通信ポート
UPS通信ケーブルが接続されているポートを選択して下さい。

E-Mailの設定
E-Mail通知メッセージを送信するには、次の各項目を設定して下さい。

  • サーバ名: 使用するSMTPメールサーバ名を入力してください(例: mail2.yourdomain.com)。
  • アカウント名: E-Mail送信時にPowerChuteが差出人フィールドに指定するアドレスです(例: emorris@server6.com)。

連絡先情報
[連絡先情報]フィールドから、連絡先情報を変更することができます。最大32文字(全角/半角)入力可能です。コンソールでは入力制限は32バイトですが、こちらより32バイト以上入力した場合でもコンソールには表示されます(Unixに関して全角文字を設定する場合はコンソールより設定する必要があります)。

尚、このフィールドでは”−”(全角)が入力できません。こちらは制限事項となります。

  • 連絡先の名前: UPS保守担当の責任者名です。
  • システムの場所: システムが配置されている物理的な場所です。
すぐにサーバをシャットダウン

[すぐにサーバをシャットダウン]画面から、シャットダウンシーケンスを開始するためのパラメータやシステム再起動に関する項目を設定することができます。

  • シャットダウン開始までの時間: システムシャットダウンを開始するまでに待機する時間を指定します。 0〜59分59秒の値を指定することができます。
  • UPSシャットダウンタイプ: 次のいずれかを選択して下さい。
    • 自動再起動- UPSは後述の[スリープ時間]経過後、電源供給を再開します。
    • 手動再起動 - フロントパネルからオンにしないとUPSは再起動しません。
  • スリープ時間: シャットダウンタイプとして自動再起動が選択された場合に、UPSを停止状態にしている時間を指定します。 0から14日23時間54分までの時間を指定することができます。
バージョン情報

[保護されたシステム]から[バージョン情報]を選択すると、保護対象システムの[OS情報]ページが表示されます。 このページには、監視対象サーバ名またはIPアドレスと、使用OS名が表示されます。