イベント
目次
ログ
アクション
イベントの詳細
受信者
ログ

PowerChute Business Editionのメニューから[イベント]を選択すると、デフォルトでは[イベントログ]画面が表示されます。 この画面には最新のUPSイベント、および各イベントの発生した日付と時刻が、時系列の逆順に表示されています。

イベントログの内容を削除するには、画面の下部にある[ログのクリア]をクリックして、次に削除を確認するプロンプトで[はい]を選択して下さい。

アクション

[イベントアクション]画面には、発生しうるイベントが重大(緊急)、警告、および情報の3種類に分類されて表示されます。 イベントの分類を変更することはできません。 このリストには、各イベントに対し実行されるアクションも表示されます。

イベント1つを選択すると、イベントの設定内容が表示されます。ここから、そのイベントに関するアクションを設定することができます。 イベント設定画面には、イベントの簡単な説明が表示されています。ここから、次の項目を設定することができます(これらのパラメータの詳細については、「保護されたシステム」の「設定」を参照して下さい):

  • E-Mail - イベント発生時にユーザや管理者にE-mailメッセージを送信します。
  • ユーザ通知 - イベント発生時に、ユーザや管理者にメッセージを送信します。
  • コマンドファイル - イベント発生時にユーザが指定したコマンドファイルを実行します。
  • シャットダウン - イベントに応じてシャットダウンシーケンスを開始します。
  • ログを記録する - 各イベントをイベントログに記録します。
イベントの詳細

それぞれのイベントに対するアクションの参照・設定は、[イベントアクション]画面の各イベントを選択して下さい。

重大(緊急)イベントが発生した場合、UPSからサポートする機器への電源供給が停止する可能性があります。 これらのイベントはすぐに対処する必要があります。

バッテリ状態時に通信切断: UPSがバッテリ状態で動作している時に、PowerChuteがUPSと通信できなくなる問題が発生しました。
UPS内部温度しきい値超過: UPSの内部温度が、ユーザが設定した内部温度のしきい値を超えました。
ローバッテリ状態: バッテリ動作しているUPSがローバッテリしきい値に達しました。また、UPS Interface Expanders CardなどのUPS管理アクセサリからローバッテリイベントがトリガされ、シャットダウンリクエストが行われました。

警告イベントは、監視する必要があるような状況が発生していることを警告します。

バイパス: 内部障害原因 : 内部障害によりUPSがバイパスに切り替えられました。

システムレベルファン障害 : システムレベルのファンに障害が発生しています。 APCカスタマサポートに連絡して下さい。

UPSセルフテスト失敗: UPSのセルフテストに失敗しました。 もう一度セルフテストを実行して下さい。 それでも失敗する場合には、APCカスタマサポートに連絡して下さい。

バッテリ状態時間しきい値超過: UPSがバッテリ状態になり、ユーザが設定した利用可能なバッテリ時間よりも短い時間しか残っていません。

通信なし:PowerChuteとUPS間の通信が確立しませんでした。

通信切断: PowerChuteとUPS間の通信が失われました。

利用できるランタイムが不十分: UPSはオンラインですが、ユーザが設定したランタイムしきい値の下限を下回っています。 UPSには、安全なシャットダウンを行うために十分なランタイムが残っていません。

切替器がオンラインポジションに固定 :バイパス切替器がオンラインポジションで固定され、バイパスモードへの切り替えに失敗しました。

切替器がバイパスポジションに固定 :UPSハードウェア障害による状態異常です。

バイパスリレー異常 : バイパスリレーが異常です。 APCカスタマサポートに連絡して下さい。

コンタクト1障害: コンタクト1ゾーンに異常が発生しています。

コンタクト2障害: コンタクト2ゾーンに異常が発生しています。

コンタクト3障害: コンタクト3ゾーンに異常が発生しています。

コンタクト4障害: コンタクト4ゾーンに異常が発生しています。

UPS負荷しきい値超過: UPSの負荷がユーザが設定した負荷しきい値を超えました。

UPS過負荷: UPSの負荷が定格容量の105パーセントを超えました。

電源障害: 電源障害や電源品質低下のため、UPSがバッテリ動作に切り替えられました。

バッテリ交換要: 1つ以上のUPSバッテリを交換する必要があります。 ユーザ交換可能なバッテリであれば、APCのWebサイトhttp://www.apc.com/jpから新しいバッテリを注文することができます。 ユーザ交換不可能な場合は、APCカスタマサポートに連絡して下さい。

UPS内部温度警告: UPSの内部温度が、ユーザが設定した上限のしきい値に近くなっています。

AVRTrim有効 (Smart-UPSのみ): UPSは過電圧状態を回避するためにAVRTrim機能の使用を開始しました。

AVRBoost有効 (Smart-UPSのみ): UPSは電圧低下状態を回避するためにAVRBoost機能の使用を開始しました。

温度しきい値外 - プローブ1: プローブ1の周囲温度が、ユーザが設定した温度の範囲外です。

温度しきい値外 - プローブ2: プローブ2の周囲温度が、ユーザが設定した温度の範囲外です。

湿度しきい値外 - プローブ1: プローブ1の相対湿度が、ユーザが設定した湿度の範囲外です。

湿度しきい値外 - プローブ2: プローブ2の相対湿度が、ユーザが設定した湿度の範囲外です。

バイパス電源供給障害 : バイパスの電源供給が失敗しました。 APCカスタマサポートに連絡して下さい。

インバータ障害 : インバータに障害が発生しています。 UPSは電源障害時に、電力を供給できません。 APCカスタマサポートに連絡して下さい。

メインリレー異常 : メインリレーに障害が発生しています。 UPSは電源障害時に、電力を供給できません。 APCカスタマサポートに連絡して下さい。

バイパス: DCインバランス : バッテリのDC電圧が不安定なため、UPSがバイパス状態に移行しました。

UPS内部障害: UPSに内部障害が発生しています。

情報イベントはUPSの動作に関するデータをレポートします。

ランタイム較正開始: UPSランタイム較正が開始されました。 ランタイム較正はUPSのバッテリ容量がフル状態の場合にだけ実行できます。

ランタイム較正完了: UPSランタイム較正の実行が完了しました。

バイパス: 保守 : UPSが後部パネルのスイッチを使ってバイパスモードに切り替えられました。

バイパス: ユーザセット : UPSのフロントパネルからユーザがバイパスモードを開始しました。

システムレベルファン正常 : システムレベルファンの障害が修復されました。

UPSセルフテスト開始:UPSは内部セルフテストを開始しました。

UPSセルフテスト成功: UPSは内部セルテストにパスしました。

監視開始:UPSの監視を開始しました。

監視停止:UPSの監視を停止しました。

利用できるランタイムが十分にあります: UPSがオンラインで、ユーザー設定したランタイムしきい値の下限を上回りました。 UPSには、安全にシャットダウンを行うために十分なランタイムがあります。

UPSバッテリ取付済 : UPSのバッテリが取付または交換されました。

バイパス: 終了 : UPSはバイパスモードから復帰しました。

バイパスリレー正常 :バイパスリレー障害から復帰しました。

バイパス切替器正常 :バイパス切替器障害から復帰しました。

バッテリ削除 :UPSからバッテリが削除されました。

湿度しきい値内 - プローブ1: プローブ1の相対湿度範囲外状態が修復されました。

湿度しきい値内 - プローブ2: プローブ2の相対湿度範囲外状態が修復されました。

温度しきい値内 - プローブ1: プローブ1の周囲温度範囲外状態が修復されました。

温度しきい値内 - プローブ2: プローブ2の周囲温度範囲外状態が修復されました。

コンタクト1正常: コンタクト1ゾーンの異常が修復されました。

コンタクト2正常: コンタクト2ゾーンの異常が修復されました。

コンタクト3正常: コンタクト3ゾーンの異常が修復されました。

コンタクト4正常: コンタクト4ゾーンの異常が修復されました。

通信確立: PowerChuteとUPS間の通信が確立されました。

UPS負荷しきい値内: UPS負荷しきい値外の状態が修復されました。
UPS過負荷状態解決 : UPS出力の過負荷状態が修復されました。

電源復旧: 電源が復旧したため、UPSはバッテリ状態から復帰しました。

シャットダウン開始中:ユーザ指定の待機時間が終了し、シャットダウンが開始しました。

バッテリ交換済:UPSのバッテリが交換されました。

管理上のシャットダウンキャンセル : シャットダウンキャンセルが選択され、シャットダウンプロセスが中止されました。

管理上のシャットダウン待機中:ユーザ指定の待機時間終了後、シャットダウンが開始します。

シャットダウンキャンセル:シャットダウンの原因となるイベントから復帰したため、シャットダウンプロセスが中止しました。

管理上のシャットダウンスケジュール済:ユーザ指定の待機時間終了後、シャットダウンが開始されます。

UPS内部温度しきい値内:UPSの内部温度が許容範囲内に復帰しました。

インバータ正常 :インバータ障害から復帰しました。

メインリレー正常 :メインリレー障害から復帰しました。

バイパス電源供給正常 :バイパス電源供給障害から復帰しました。

ランタイム較正キャンセル: ユーザまたは電源障害により、ランタイム較正がキャンセルされました。 ランタイム較正はUPSのバッテリ容量がフル状態の場合にだけ実行できます。

AVR Trim有効状態から復帰 (Smart-UPSのみ): UPSは過電圧状態から復帰しました。

AVRBoost有効状態から復帰 (Smart-UPSのみ): UPSは低電圧状態から復帰しました。

UPS内部障害解決 : UPSの内部障害は解決されました。

無効なOSシャットダウン待機時間 : OSシャットダウン待機時間が無効な値に設定されました。

受信者

[イベントの受信者]画面には、イベント発生時に通知するように設定されているユーザのアドレスが一覧表示されています。 ユーザにE-Mailまたはブロードキャストメッセージ、またはその両方を通知するように設定することができます。 受信者を追加するには[E-Mail受信者の追加]または[ブロードキャスト受信者の追加]をクリックして下さい。 受信者リストからユーザのアドレスを削除するには、[受信者の削除]をクリックして下さい。

E-Mail受信者の新規追加
[イベントの受信者]画面から、[E-Mail受信者の追加]をクリックすると、[E-Mail受信者の追加]画面が表示されます。 通知するユーザのE-Mailアドレスを入力して下さい(例: yourname@atyourcompany.com)。次に[適用]をクリックして、変更内容を反映して下さい。

ブロードキャスト通知受信者の新規追加
[イベントの受信者]画面から、[ブロードキャスト通知受信者の追加]をクリックすると、[ブロードキャスト通知受信者の追加]画面が表示されます。 通知するユーザのネットワークブロードキャストアドレスを入力して下さい。 Windows 2000/XP/2003の場合は、マシン名を入力します(例: mymachinename)。 UNIXおよびLinuxの場合、ユーザのログイン名を入力します(例:jdoe)。 [適用]をクリックすると、変更内容が反映されます。